|
新型コロナウイルス感染拡大のため開催中止 色材セミナー2020 『色彩を応用した新しい検査技術』 主 催 一般社団法人 色材協会 中部支部 私たちの生活に身近な色彩は,建築物や工業製品のデザイン性向上だけでなく,建築現場や生産現場でも警告色をはじめ様々なかたちで応用されています。今回の色材セミナーでは“色の変化”に着目した新しい検査技術について,3名の講師を招いてご講演いただきます。本講演が,参加者の研究開発の一助になればと思います。また,色材セミナー開催後に各講師を囲んでの技術交流会を開催いたしますので,あわせてのご参加をお待ちしております。 日 時 平成令和2年3月19日(木) 13:00~16:55
演題・講師 1.色の変化として金属歪みやコンクリートのひび割れを可視化できるコロイド結晶薄膜 国立研究開発法人物質・材料研究機構 不動寺 浩 氏 コロイド結晶薄膜をPETシートにコーティングした新材料を開発した。この新材料は可視光をブラッグ回析により選択反射することで構造色が発色する。さらに,PETシートの変形によって構造色が変化する。このシートを社会インフラなど構造物に貼り付けると変形やひび割れを容易に視認できる。新しい検査技術としての応用を検討している。 2.共役系有機液体を用いた色の変化で検出できるガスセンサ 東京電機大学 足立 直也 氏 通常,蛍光色素は固体で存在するためガスを検出することは難しい。そこで,液体状態でも強く蛍光を発する材料を用いることで、ガスセンサに応用できるのではないかと考えた。本講演では,蛍光色素である共役系有機液体を用いた色の変化で判断可能なガスセンサについて紹介する。 3.色に応じた出力極性を示す光センサー 東京理科大学 生野 孝 氏 光の波長(色)に応じた出力極性を示す光センサーを開発した。本センサーは,赤色の光を検知すると正の出力電流を,青色の光を検知すると負の出力電流を示し,センサーを構成する半導体材料の幾何学サイズにより極性遷移波長を制御することができる。講演では,デバイス構造・動作原理・応用展開についてご紹介する。 参 加 費 会員・協賛団体 8,200円,一般 11,200円,学生 2,000円 定 員 100名(先着順) 申込方法 3月5日(木)までに,下記ホームペ |